NBAに挑戦する日本人選手やドラフト指名された選手は?

世界最高峰のバスケットボールリーグNBAには各国から一流の選手が集まります。

その中で日本人は残念ながら体格のハンディもあり、NBAで活躍をするのは無理だろうという声もあります。

今回はそんな高い壁に挑戦する日本人選手をご紹介します。

日本人選手の挑戦や可能性を知ることでNBAについての知識の幅も広げてみてくださいね。

 



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日本人によるNBA挑戦の歴史


出典:https://ameblo.jp/
前身であるBAAから始まったNBAは70年以上の長い歴史を積み重ねてきました。

そんな長い歴史のあるNBAではこれまで数多くの外国人選手を輩出してきたんです。

その中で日本人選手の数はどれくらいいるのかご存知でしょうか?

なんとその数は驚きの4人しかいないんです。

この数字に驚く人も多いと思いますが、それほどNBAのレベルは高く体格差も大きくなってしまっているということなんですよ。

そのためNBAの専門家などはアジア人(特に日本人)はNBAでは活躍できないと口をそろえます。

ですが無謀とも言えるNBAに挑戦する日本人の姿は、見ている人に大きな勇気を与えてくれるんです。

みなさんもこれからは日本人選手の挑戦にも注目しながらNBAを観戦してみてくださいね。

非白人初のNBAプレイヤー

初めて日本人に勇気を与えてくれたのは、1947年にNBAのコートに立ったワッツ・ミサカという選手なんです。

彼は厳密に言うと日系アメリカ人なのですが、非白人で初のNBAプレイヤーとしてコートに立ちました。

ワッツ・ミサカは当時の日本人に大きな勇気を与えてくれたので、こちらでは日本人選手としてご紹介させてもらいます。

歴史を切り開いたパイオニア的存在のワッツ・ミサカ。

彼以外にも歴史を刻んだ日本人はまだいますのでこれからご紹介していこうと思います。

選手以外での日本人によるNBA挑戦

NBAに挑戦しているのは選手だけではありません。

ハーフタイヤや試合途中のタイムアウトでファンを盛り上げるチアリーダーにも、NBAを目指した日本人が存在しているんです。

ここでは代表的な日本人チアリーダーの海東 奈月さんをご紹介します。

1981年生まれの彼女は高校・大学などでチアリーディング部に所属しチームは数々の受賞経験を持っています。

大学卒業後は日本の実業団でチアリーダーとして活躍するのですが、2010年単身渡米しNBAの複数のチームのオーディションに参加しました。

そしてその中から見事にダラス・マーベリックスのオーディションに合格することになった海東さん。

2010~11シーズン、なんと彼女は日本人初のファイナルで踊ったチアリーダーとなったのです。

その後、NFLのチアリーダーとしても活躍している海東さんは、日本を代表するチアリーダーと言えるのでしょうね。

彼女のような存在が増えることもNBAが日本でより盛り上がっていくための条件だと思います。

 



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日本人初のNBAプレイヤー


出典:http://shogizm.exblog.jp/
こちらの記事ではワッツ・ミサカをご紹介していますが、ここからは純粋な日本人初のNBAプレイヤーをお伝えしていきます。

ワッツ・ミサカを除き日本人初のNBAプレイヤーと言えばこの人、田臥 勇太さんです。

NBAファン以外にも彼の名前をご存知の方は多いのではないでしょうか?

その理由は彼が歴史の扉を開いたバスケットボール選手だからなんです。

もちろんそれは日本人として初めてNBAのコートに立ったということです。

1980年生まれの田臥選手は秋田県の能代工高時代からその名を知られた有名選手でした。

身長は173cmと小柄なのですが、抜群のスピードとパスセンスが光る選手です。

田臥選手は2004年、フェニックス・サンズの開幕ロースター入りし日本人初のNBAプレイヤーとなりました。

その後は開幕戦を含む4試合に出場し7得点3アシストを記録します。

残念ながらサンズからは解雇されてしまったのですが、下部リーグに在籍しながらNBA復帰を目指しました。

彼の努力は見事実ることになり、ロサンゼル・スクリッパーズと契約することになります。

しかしここではシーズン開幕前に解雇されてしまい、それ以降NBAでの出場経験はありません。

2017年現在は日本のバスケットボールBリーグで大活躍をしている田臥選手。

年齢から考えるとNBAへの再挑戦は難しいかもしれませんが、彼が切り開いた功績は日本バスケットボール界の宝なんです。

今後も田臥選手の活躍を応援していきましょう。

 

日本人の可能性を証明するプレイヤー


出典:http://www.nba.co.jp/
田臥選手が切り開いた道を受け継ぐ頼もしい選手が日本にはまだいるんです。

その名は富樫 勇樹さんといい、日本人として2人目となるNBAプレイヤーです。

小・中学生の時から全国区で活躍していた富樫選手は、高校からアメリカに留学してバスケ修行に挑みました。

高校卒業後は大学に進学することなく日本のbjリーグ(Bリーグの前身団体)でプロデビューを飾ります。

167cmという身長ながら彼は日本でプレーしながら海外進出を目指すことにしました。

そして長い挑戦期間を経て、2014年からNBAサマーリーグにダラス・マーベリックスの一員として参加します。

このサマーリーグで見事に契約を勝ち取った富樫選手は、マーベリックス傘下のレジェンズのプレイヤーになりました。

残念ながらその後はNBAとの契約はありませんが、2017年現在の富樫選手は田臥選手と同様にBリーグで活躍しています。

1993年生まれの富樫選手はまだまだNBAを目指してプレーを続けていますので、彼の今後の動向からは目が離せませんよ。

日本屈指のポイントガードである富樫選手のプレーをBリーグ中継で応援しながら、彼の新たな挑戦の行方にも注目してみてくださいね。

 

日本人初NBAにドラフト指名された選手


出典:http://nba1107james.blog.fc2.com/
ここまでご紹介してきた田臥選手と富樫選手の2人は、自らNBAに挑戦して夢を叶えたプレイヤーです。

彼らの功績は素晴らしいものなのですが、それ以外にも素晴らしい偉業を達成した日本人選手が存在することを知っていますか?

その選手の名前は岡山 恭崇さんといい、彼はなんとNBAからドラフト指名を受けたプレイヤーなんです。

簡単に岡山選手の偉業を説明すると、彼はNBA入りを志願したのではなくNBAからプレイをしてほしいと言われたのです。

1954年生まれの岡山選手は信じられないことに高校までは柔道選手でした。

大学からバスケットボールを始めたのですがすぐに才能を開花させた岡山選手。

卒業後はすぐに実業団の選手となり大活躍することになります。

岡山選手の武器はなんといっても230cmという日本人離れした体格にありました。

その体格で実業団リーグの個人タイトルを数多く獲得した彼は、ついに1981年NBAのゴールデンステート・ウォーリアーズからドラフト指名を受けることになります。

残念ながらNBAでプレーをすることはなかったのですが、現在に至るまでNBAのドラフト指名を受けたのは岡山選手ただ1人なんですよ。

現在はコーチ業とバスケットボール普及活動を兼任している岡山選手。

この先、彼のようにNBAからドラフト指名を受ける選手が出てくるのかは正直想像もつきません。

それぐらい偉大な業績を残した岡山選手の名前は、永遠に日本バスケットボール界に刻み込まれることでしょう。

NBAファンとしても彼の功績には感謝をするしかありませんね。

 

NBAで日本人が活躍する可能性


出典:https://play.google.com/
ここまでお伝えしてきた通り、ワッツ・ミサカを含みNBAの歴史に名を刻んだ選手はまだ4人しかいないというのが現状です。

では多くの専門家やコメンテーターが言う通りに、日本人にはNBA挑戦は無理というのが現実なのでしょうか?

個人的な意見ですが私はそうは思いません。

これまでバスケットボール協会が分裂していたこともあり、なかなか選手の育成が進んでこなかった日本バスケットボール界。

ですが2016年から始まったBリーグにより日本バスケットボール界は1つにまとまることができました。

そのおかげで選手のレベルも上がり、支えるファンの数も増えてきています。

中でも富樫選手のようにNBAに近い有能な選手も続々出てきてくれているんです。

Bリーグがより盛り上がれば、無理だと言われてきた日本人NBAプレイヤーがまた登場してくれるかもしれませんよ。

日本人選手が活躍すればよりNBAが面白くなることは間違いありません。

ですので日本バスケットボール界の明るい未来を願いながら選手たちを応援していきましょう。

 

NBAに挑戦する日本人選手のまとめ


出典:http://youyouziyu.seesaa.net/
ここまで無理だと言われてきたNBAに挑戦する歴史的な日本人選手をご紹介してきました。

彼らの功績は言うまでもなく偉大なのですが、何よりも尊敬すべきところは己の夢に挑戦する勇気だと思います。

まだまだバスケットボールにおいては発展途上国と言える日本。

偉大な選手たちに続く日本人が続々と出てきて、いつの日かバスケ大国になることを祈っています。



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