長い歴史を誇るNBAには様々な記録が残っています。
今回は1試合でのとんでもない記録や、歴代の記録を一覧としてご紹介していきます。
過去から現代までの記録を振り返り、今後のNBA観戦にお役立てください。
このページに書かれていることは…
NBA歴代優勝回数記録
出典:http://nbareporter.net/
まずは個人の記録よりもチームとしての優勝回数をご紹介します。
NBAでプレイする選手のほぼすべてが、個人の記録よりもチームの優勝を望んでいるんですよ。
それほどまでにNBAのファイナルを制覇するということは栄光あることなのです。
NBAファイナル優勝回数
ボストン・セルティックス 17回
ロサンゼルス・レイカーズ 16回
シカゴ・ブルズ 6回
サンアントニオ・スパーズ 5回
ゴールデンステート・ウォリアーズ 5回
マイアミ・ヒート 3回
フィラデルフィア・76サーズ 3回
デトロイト・ピストンズ 3回
ヒューストン・ロケッツ 2回
ニューヨーク・ニックス 2回
ワシントン・ウィザーズ 1回
ミルウォーキー・バックス 1回
ポートランド・トレイルブレイザーズ 1回
ダラス・マーベリックス 1回
サクラメント・キングス 1回
クリーブランド・キャバリアーズ 1回
オクラホマシティ・サンダー 1回
アトランタ・ホークス 1回
NBAの創成期から名門と呼ばれたセルティックスとレイカーズの両チームが、ダントツの優勝回数を誇っています。
それに続くブルズはマイケル・ジョーダンが所属していた時代にスリーピート(3連覇)をしたことが、優勝回数に大きく影響していますね。
NBA歴代記録一覧
出典:https://www.daimrkm.com/
ここからはレギュラーシーズンの主な個人記録をご紹介していきます。
※(一覧表の数字は2014~15シーズン終了時)
歴代得点ランキング
1位 カリーム・アブドゥル=ジャバー 総得点 38,387
2位 カール・マローン 総得点 36,928
3位 コービー・ブライアント 総得点 32,482
4位 マイケル・ジョーダン 総得点 32,292
5位 ウィルト・チェンバレン 総得点 31,419
6位 シャキール・オニール 総得点 28,596
7位 ダーク・ノビツキー 総得点 28,119
8位 モーゼス・マローン 総得点 27,409
9位 エルビン・ヘイズ 総得点 27,313
10位 アキーム・オラジュワン 総得点 26,946
現役選手で唯一ランクインしたのは7位のダーク・ノビツキー選手です。
他に注目なのは歴代1位の記録に、現役のレブロン・ジェームズがどこまで近づけるかという点ですね。
歴代アシストランキング
1位 ジョン・ストックトン 総アシスト数 15,806
2位 ジェイソン・キッド 総アシスト数 11,842
3位 マーク・ジャクソン 総アシスト数 10,334
4位 マジック・ジョンソン 総アシスト数 10,141
5位 スティーブ・ナッシュ 総アシスト数 9,909
6位 オスカー・ロバートソン 総アシスト数 9,887
7位 アイザイア・トーマス 総アシスト数 9,061
8位 ゲイリー・ペイトン 総アシスト数 8,966
9位 ロッド・ストリックランド 総アシスト数 7,987
10位 アンドレ・ミラー 総アシスト数 7,456
アシスト部門ではそうそうたるメンバーの中、ジョン・ストックトンがダントツの成績を残しています。
彼の記録を抜く選手が出てくるとは私には想像が出来ません。
歴代ブロックショットランキング
1位 アキーム・オラジュワン 総ブロック数 3,830
2位 ディケンベ・ムトンボ 総ブロック数 3,289
3位 カリーム・アブドゥル=ジャバー 総ブロック数 3,189
4位 マーク・イートン 総ブロック数 3,064
5位 デビッド・ロビンソン 総ブロック数 2,954
6位 パトリック・ユーイング 総ブロック数 2,894
7位 シャキール・オニール 総ブロック数 2,732
8位 トゥリー・ロリンズ 総ブロック数 2,542
9位 ティム・ダンカン 総ブロック数 2,469
10位 ロバート・パリッシュ 総ブロック数 2,361
ディフェンスで最もファンを沸かせるプレーがブロックショットです。
2位のムトンボ選手はブロックショットを決めた後、人差し指を動かすパフォーマンスをしていました。
その後、彼のマネをする選手が増えたのですが、相手選手を愚弄する行為だとして禁止されてしまいました。
たしかにブロックショットを決められた側は気分が良くないですよね。
歴代リバウンドランキング
1位 ウィルト・チェンバレン 総リバウンド数 23,924
2位 ビル・ラッセル 総リバウンド数 21,620
3位 カリーム・アブドゥル=ジャバー 総リバウンド数 17,440
4位 エルビン・ヘイズ 総リバウンド数 16,279
5位 モーゼス・マローン 総リバウンド数 16,212
6位 カール・マローン 総リバウンド数 14,968
7位 ティム・ダンカン 総リバウンド数 14,644
8位 ケビン・ガーネット 総リバウンド数 14,512
9位 ロバート・パリッシュ 総リバウンド数 14,715
10位 ネイト・サーモンド 総リバウンド数 14,464
ゴール下でのボールの奪い合いが多くなるため、ランクインした選手はすべて大柄な選手です。
「リバウンドを制する者はゲームを制す」というスラムダンクで使われた格言もあるくらい、地味ですがリバウンドはとても大切なプレーなんですよ。
NBA1試合の歴代記録
出典:http://tunadrama.com/
1試合得点記録
1試合の得点で歴代最高記録は、ウィルト・チェンバレンの100得点です。
ちなみに1試合の平均得点が最も高いのは、マイケル・ジョーダンの30,1なので100得点がどれほどすごいものかご理解いただけると思います。
2000年代の近代NBAでは、2006年にコービー・ブライアントが81得点をあげました。
平均的にNBAの試合終了時のチーム得点が100点前後なので、一人の選手がほとんどの得点をあげたことになります。
得点マシーンのギアが入ったスーパースターは恐ろしいものですね。
1試合アシスト記録
上記した通りジョン・ストックトンはキャリア通算で15,806アシストとずば抜けた記録を持っています。
ですが1試合の最多は、スコット・スカイルズが1990年に記録した30アシストなんですよ。
彼もこの試合では特別なゾーンに入っていたんでしょうね。
1試合ブロックショット記録
ブロックショットの1試合最多記録は、エルモア・スミスの17です。
シーズン平均の最高記録が5,56なので、エルモア・スミスは約3倍ものブロックショットをしているんですね。
この記録も前人未踏のものになるでしょう。
1試合リバウンド記録
リバウンドの1試合最多記録は、得点に引き続きウィルト・チェンバレンの55です。
彼は1試合平均の最多リバウンド記録22,9も持っているんです。
得点も多く上げリバウンドも多く取ってしまう彼の試合は、まさに独り舞台だったんでしょうね。
現代では考えられない数字なのでインパクトがありすぎます。
トリプルダブルのシーズン記録
出典:http://faknowledge.info/
トリプルダブルとはバスケットボール用語で、得点・アシスト・スティール・リバウンド・ブロックショットの5項目の中で、3項目2桁の数字を記録することです。
つまりトリプルダブルを達成するにはオールラウンダーの能力が欠かせないということなのです。
最も多い達成パターンは、得点・リバウンド・アシストの3項目になっていますが、最近ではスティールやブロックショットで2桁の数字を達成する選手もいるんですよ。
2017年1月31日現在のレギュラーシーズンでのトリプルダブル達成回数ランキング
1位 オスカー・ロバートソン 181回
2位 マジック・ジョンソン 138回
3位 ジェイソン・キッド 107回
4位 ラッセル・ウェストブルック 81回
5位 ウィルト・チェンバレン 78回
6位 ラリー・バード 59回
7位 レブロン・ジェームズ 53回
8位 ラファイエット・リーバー 43回
9位 ボブ・クージー 33回
10位 ジョン・ハブリチェック 31回
1位のオスカー・ロバートソンと4位のラッセル・ウェストブルックは、シーズン平均トリプルダブルという偉業を達成しています。
ラッセル・ウェストブルックが1位の記録を破ることが出来るのかが、NBAファンの注目の的の一つになっているんですよ。
更新不可能かもしれない偉大な記録
出典:http://www.basketball-ikka.net/
歴史の長いNBAで記録更新の可能性がかなり低い記録がいくつかあります。
その中でも特にこのような記録を保持しているのが、ウィルト・チェンバレンです。
ここまでご紹介してきたランキングでも、彼の名前は何度も登場しているのでその凄さはお分かりいただけたと思います。
それでは数ある偉大な記録の中でも、私が個人的にこれは更新できないだろうと思っている記録をご紹介したいと思います。
1試合100得点(1961~62シーズン)
ニューヨーク・ニックス戦で100得点を獲得したウィルト・チェンバレン。
驚きなのはこの頃のNBAにはまだスリーポイントシュートがありませんでした。
コツコツと2点を積み重ねたこの試合は、残念ながらテレビ中継されなかったため映像が残ってないそうです。
ファウルアウト(退場処分)の経験がない
NBAでは1試合に6回ファウルをするとファウルアウトになってしまいます。
彼は現役だった14シーズンで一度もファウルアウトになったことがないんですよ!
これは現代のNBAではあり得ないとんでもない記録なんです。
シーズン平均出場時間48.5分(1961~62シーズン)
なぜこの数字が偉大な記録なのかというと、NBAの試合時間は48分間(12分×4)だからなのです。
どうしてウィルト・チェンバレンがこのシーズンにこのような記録を残したかというと、オーバータイム(延長戦)を数試合経験したからなのです。
つまり接戦で延長になる経験が何度も起こらないと、彼のこの奇妙な記録を抜くことができないんです。
私は最後にご紹介したこの記録が最も抜かれないものだと確信していますよ。
NBAすごい記録一覧のまとめ
出典:http://www.nba-stars.com/
過去の偉大な記録の数々をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
プレイスタイルやルールもマイナーチェンジしていますので、現代のNBAとは一概に比較できるものではないのかもしれません。
それでも歴代の記録のトップ10は偉大な記録と言えるでしょう。
塗り替えることが非常に困難と思われるものもありますが、レブロン・ジェームズやラッセル・ウェストブルックのように夢を抱かせてくれる選手も多く登場してくれています。
これからのNBAも彼らのようなスーパースターが盛り上げていってくれると思いますよ。
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