世界最高峰のバスケットボールリーグNBA。
このリーグでは長い期間レギュラーシーズンを戦うため、とてもハードなスケジュールと言われています。
今回はその過酷なシーズン期間を戦い抜き、見事MVPに選ばれた歴代選手たちをご紹介していきます。
是非NBAを観戦する際のご参考にしてみてください。
このページに書かれていることは…
NBAのシーズン期間
出典:http://www.nba.co.jp/
NBAのレギュラーシーズンは毎年10月中旬から始まり、翌年の4月初旬まで続きます。
詳細な日付としまして2017~18シーズンの日程を例としてご紹介させてもらいます。
10月17日(※日付は米国東部時間) 2017-18 NBAレギュラーシーズン開幕
4月11日 2017-18 NBAレギュラーシーズン終了
ほぼ毎年このような日程で行われるNBAのレギュラーシーズン。
このレギュラーシーズンは各チーム全82試合を戦います。
そしてこのような長期間のレギュラーシーズンが終了後、成績上位の16チームが東西のブロックに分かれて戦うプレイオフが始まっていきます。
ちなみにNBAでは開幕前のチームキャンプが終了すると、各チーム数試合ずつプレシーズンゲームを行うのでさらにハードなスケジュールと言えるでしょう。
日程については毎年変化しますが試合数は82のままになっています。
82試合と聞くと少ないと思う人もいるかもしれませんが、平均で3時間ほどかかる試合をこなし全米を飛び回るのですから、選手の疲労度は計り知れないと思いますよ。
それなので主力選手の出場時間はコーチ陣が綿密に計算しながら管理しているそうです。
1試合48分間の中で1秒単位で管理するスタッフ陣の苦労も相当なものなのでしょうね。
NBAシーズンMVPの定義
出典:http://www.nba.co.jp/
NBAではレギュラーシーズンの最優秀選手にシーズンMVPが授与されます。
これはシーズン終了後にアメリカとカナダのスポーツ記者などの関係者投票と、ファンのために設定された投票枠による投票で選ばれます。
選出の規定にはなっていませんが、レギュラーシーズンで50勝以上のチームから選ばれるのが慣例となっているようですよ。
またシーズン最多勝利チームか最高勝率チームから選出するという規定もありません。
ですが1988年のマイケル・ジョーダン以降のMVP受賞者は最低でも地区優勝をしたチームの選手です。
そしてレギュラーシーズン以降のプレイオフでは、最優秀選手にファイナルMVPが授与されることになっています。
シーズンMVPもファイナルMVPも選手にとっては最も名誉な賞と言えるでしょう。
それでは次は過去の歴代MVP受賞選手をご紹介していきます。
そのシーズンの顔と呼べる名選手の数々をご覧ください。
歴代MVP選手
出典:http://nbaブックメーカー.biz/
MVPが選出されるようになった1955~56シーズンの受賞者から一気に振り返ろうと思います。
※選手名の前の年号はシーズン終了時のものです。
1956年 ボブ・ペティット
1957年 ボブ・クージー
1958年 ビル・ラッセル
1959年 ボブ・ペティット
1960年 ウィルト・チェンバレン
1961~1963年 ビル・ラッセル
1964年 オスカー・ロバートソン
1965年 ビル・ラッセル
1966~1968年 ウィルト・チェンバレン
1969年 ウェス・アンセルド
1970年 ウィリス・リード
1971~1972年 カリーム・アブドゥル=ジャバー
1973年 デイブ・コーウェンス
1974年 カリーム・アブドゥル=ジャバー
1975年 ボブ・マッカドゥー
1976~1977年 カリーム・アブドゥル=ジャバー
1978年 ビル・ウォルトン
1979年 モーゼス・マローン
1980年 カリーム・アブドゥル=ジャバー
1981年 ジュリアス・アービング
1982~1983年 モーゼス・マローン
1984~1986年 ラリー・バード
1987年 マジック・ジョンソン
1988年 マイケル・ジョーダン
1989~1990年 マジック・ジョンソン
1991~1992年 マイケル・ジョーダン
1993年 チャールズ・バークリー
1994年 アキーム・オラジュワン
1995年 デイビッド・ロビンソン
1996年 マイケル・ジョーダン
1997年 カール・マローン
1998年 マイケル・ジョーダン
1999年 カール・マローン
2000年 シャキール・オニール
2001年 アレン・アイバーソン
2002~2003年 ティム・ダンカン
2004年 ケビン・ガーネット
2005~2006年 スティーブ・ナッシュ
2007年 ダーク・ノビツキー
2008年 コービー・ブライアント
2009~2010年 レブロン・ジェイムズ
2011年 デリック・ローズ
2012~2013年 レブロン・ジェイムズ
2014年 ケビン・デュラント
2015~2016年 ステフィン・カリー
2017年 ラッセル・ウェストブルック
MVP最多受賞者は6回のカリーム・アブドゥル=ジャバーで、現在も更新されていない偉大な記録です。
MVP連続受賞記録はビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレン、ラリー・バードの3人が記録した3シーズン連続となっています。
現役選手ではレブロン・ジェームズが4回受賞していますので、彼がカリーム・アブドゥル=ジャバーの記録を更新できるのかが大注目ですね!
シーズンMVP受賞者の偉大な記録
出典:http://nbama.blog.fc2.com/
上記でご紹介してきたMVP受賞者には、それぞれ最優秀選手の名に恥じない偉大な記録を持っているんですよ。
ここからはその偉大な記録の代表例をご紹介します。
1試合100得点
これは4回MVPを受賞したウィルト・チェンバレンが1962年に記録したものです。
バスケットボール経験者にはとても信じられないこの大記録。
未だに更新されることのないこの記録は、NBA史上に燦然と輝き続けています。
相手チームの選手たちも驚愕していたのかもしれませんよ。
シーズントリプルダブル
得点やアシスト、リバウンドなどの数字で1試合2桁以上記録するトリプルダブル。
これはシーズンの中でも限られた選手だけが記録するすごいことなんです。
NBAにはこのすごいことをシーズンの平均記録として残してしまった選手がいます。
それが1961~62シーズンのオスカー・ロバートソンと2016~17シーズンのラッセル・ウェストブルックです。
しかもこの記録は70年以上続くNBA史上でこの2人しか達成していません。
特に近代バスケットボールではポジションごとの役割がはっきりしているので、ラッセル・ウェストブルックの記録達成はNBAファンに大きな衝撃を与えました。
ですから彼のMVP受賞は誰にも文句を言わせないほどのことだったんですよ。
史上最年少記録
NBA史上の様々な偉大な記録を最年少で更新し続けるものすごい選手がいます。
それがNBAのキング、レブロン・ジェームズなんです。
彼は史上最高のバスケットボールプレイヤーと呼ばれていますが、その名に恥じない大記録を樹立しています。
その中でもシーズンの通算得点とプレイオフの通算得点で最年少記録を更新中のレブロン・ジェームズ。
今後もNBAを観戦する上で彼の動向からは目が離せませんね。
NBAシーズンMVPのまとめ
出典:http://www.nba.co.jp/
NBAのMVPとレギュラーシーズンの期間と試合数をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
その年のシーズンで最も活躍した選手に贈られるシーズンMVP。
NBAの個人賞の中では最も称賛されるのがこのMVPなんです。
受賞した選手はまさしくそのシーズンの顔ということですね。
NBAファンであればシーズンMVPの選手を見ればそのシーズンを振り返れるほどなんですよ。
ですのでNBA観戦の楽しみの1つにMVPを予想することをお勧めします。
この記事がNBA観戦の楽しみを増やすきっかけにしてもらえると幸いです。
コメントを残す