NBAのリングの高さは?リングを破壊したって本当?

世界最高峰のバスケットボールリーグNBAのリングの高さや大きさが気になっている人はいませんか?

今回はそんなNBAのリングについてご紹介していきます。

過去にはダンクシュートでリングを破壊した選手もいたんですよ。

NBAのリングについても詳しくなると試合を見る楽しみが増えるかもしれませんよ。

 



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NBAのリングの高さ


出典:http://balltongue.cart.fc2.com/
バスケットボールは5人対5人の2チームがコート上に設置されたリング状のゴールにボールを入れて競い合うスポーツです。

そのリングの規格はFIBA(国際バスケットボール連盟)とNBAでは若干異なります。

まずはリングの高さをご紹介していきます。

NBA

高さ 約305cm(10ft) ※NBAの基準はcmではなくft単位です。

NBAでこの高さにNBA認定リング(ダンクシュートなどの衝撃に耐えられるように安全なように可動式となっている)を水平に設置しています。

そのリングにボールが上から下に通過できるよう38~45cmの白いひもで編んだネットが取り付けられています。

リングが取り付けられるバッグボードはコート面に垂直で、エンドラインから122cm(4ft)内側の上方に設置されます。

幅183cm(6ft)、高さ107cm(3.5ft)のボードは平行に設置され、ここにフランジという器具を取り付けリングを設置します。

以上がNBAのリングを設置する高さについての基準になります。

ちなみにNBAではバスケットにボールを入れることから連想し、ゴールをマネーと呼ぶ楽しみ方があるんですよ。

これはボードに当ててゴールするバンクショットのバンクを、銀行に置き換えたからだとも言われています。

色々な表現でスポーツを楽しむアメリカ人らしい発想ですね。

FIBA

高さ 305cm

FIBAも305cmなのですがNBAはあくまでもftが基準になっていますの、微妙ですがほんの少しだけ高さに違いがあるようです。

この高さに設置されるリングはNBAと同様に白いネットが取り付けられます。(こちらの長さは約45cmです)

リングを取り付けるバッグボードは幅180cm・高さ105cmで、FIBAの場合はエンドラインから120cm内側に設置されます。

こちらもフランジという器具を介してリングを設置するのですが、NBAのようにダンクシュートの衝撃までは考慮されていないようです。

ここまでがFIBAによるリングの高さの規定になります。

当然ですが国際試合はFIBAが管轄していますので、オリンピックや世界選手権はこちらの規定で開催されています。

ちなみに中学生未満のミニバスケットボール(通称ミニバス)では、リングの高さは260cmという規定になっています。

年齢などに合わせて柔軟に高さなどを変えているため、バスケットボールの競技人口は多いと言われているんですよ。

 



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NBAのリングの大きさ


出典:http://buyee.jp/
ここまでNBAやFIBAにおいてリングがどのくらいの高さに設置されているかご紹介してきました。

続いてはリングの大きさをお伝えしていきます。

NBAでは直径45.72cm(18インチ)のリングを採用しています。

それに対してFIBAでは直径45cm(内径45cm・外径48.5cm)の大きさになっているんです。

微妙な差ですが大きさでもNBAとFIBAの規定は異なります。

リングの大きさはバスケットボールが考案された時からFIBAの規定と同様に内径が45cmでした。

しかし当初はバスケットの名前の通り籠を採用していたそうです。

考案当初は桃の木が素材に使われていましたが、あまりにもすぐ壊れてしまうため金属製のリングに変更されていきます。

その後、試行錯誤を重ね現在のような底が切れたネット状になったのは、今から100年以上前の1912年頃と言われているんです。

リングを取り付けるバッグボードに関していうと、1900年以前は存在しませんでした。

しかしバスケットボールの人気が増すにつれ、ファンが客席から手足を伸ばしリングを直接妨害するようになります。

そのために遮蔽物として設置された金網が現在のバッグボードの期限だと言われています。

その後、1904年に木材に変更されるのですが観客が裏側からゲームを見ることができなかったため、透明なプラスチックの板に変わっていきました。

バッグボードの設置位置も時代と共に変化していきます。

当初はエンドライン上に設置されていたバッグボードですが、リングがコート内側に設置されていくようになり同様に内側へと移動していきました。

このようにネットの形状やバッグボードの変化はあったのですが、リングの大きさだけはFIBAの規定と変わっていないんですよ。

それだけにバスケットボールの考案者は先見の明があったのかもしれませんね。

 

リングを破壊したNBA選手


出典:https://www.youtube.com/
ここまで設置する高さと大きさを紹介してきたバスケットボールのリングなんですが、NBAにはこれを破壊してしまった選手がいるんです。

通常の国際試合や他のバスケットボールリーグでは考えられないこの事件。

ここからはその事件を起こした選手についてご紹介していきます。

まずリングを破壊した選手の名前はシャキール・オニールといいます。

出典:http://www.nba.co.jp/

本名シャキール・ラシャウン・オニール(Shaquille Rashaun O’Neal)という彼は、1990年代から2000年代に活躍したNBA選手です。

216cm、150kgという超巨漢にして素早い運動能力を誇った彼は一躍NBAのスーパースターになりました。

シャキール・ラシャウンはアラビア語で小さな勇士と意味なのですが、彼は巨大な勇士としてNBAを席巻します。

巨大なのは体格だけでなく、なんと彼の足のサイズはUSAサイズで23(日本サイズ41cm)の大きさだったんですよ。

明るくてコミカルなファンサービスで人気者だった彼はシャックの愛称で親しまれていました。

彼の残した素晴らしい記録は数々あるのですが、14年連続でオールスターに選出された1人というのはNBA史上4人しかいない大記録なんです。

ちなみに他の3人はジェリー・ウェスト、カール・マローン、コービー・ブライアントというレジェントたちなんですよ。

これに対し彼の残した珍記録は2000年12月8日の試合でフリースロー全11投を全て外し、ウィルト・チェンバレンの10投という記録を更新してしまったというものです。

これはゴール前でボールを持ったら誰も止めることのできないセンタープレーヤーでありながら、フリースロー成功率が50%程度だった彼らしい記録ですね。

このように記録と共にファンに絶大なインパクトを残したシャキール・オニール。

そんな彼はNBAデビューした1992年のルーキーイヤーに、2度もダンクシュートでリングを破壊しているんです。

ただしこれはあくまでも公式試合の事件であって、練習試合ではもっとたくさんのリングを破壊したという噂があるんですよ。

この破壊力抜群のダンクシュートはシャックアタックと呼ばれました。

彼がリングを破壊したためNBAではリングの強度を向上させるため改良までしてしまうんです。

この改良後はリングが破壊されたことはありませんが、シャキール・オニール以上の怪物が現れるともしかするかもしれませんね。

そんな彼の豪快なダンクシュート・シャックアタックをその目で見てみたい人は、こちらの動画で紹介されていますので是非ご覧ください。

 

リング破壊後のNBAの対応


出典:https://yomoto.info/
シャキール・オニールのようにリングを破壊してしまった場合、NBAはどのような対応を取るのか不思議になりませんか?

ここではそんな時のために用意されているNBAの対応をご紹介します。

まずNBAの場合はアリーナに必ずリングやバッグボードなどの予備があります。

ですのでもしリングが破壊された場合は係りの人がすぐに対応してくれるんですよ。

スムーズに作業が進めばリングなどの交換は10分くらいで終わるそうです。

これもファンを大切にするNBAならではの周到な準備と迅速な対応と言えますね。

ちなみにシャキール・オニール以降はリングの破壊は起こっていません。

これはメーカーによる開発努力によるものといって過言ではないでしょう。

裏方さんのさまざまな努力によりNBAの華麗なプレーは支えてもらっているんですね。

 

NBAのリングについてのまとめ


出典:http://basketballbbs.com/
NBAのリングの高さや大きさについてまとめてみました。

国際試合と異なる規定を採用しているNBA。

そこには独自のバスケットボールを進化させているNBAらしさがあるのかもしれません。

特にシャキール・オニールのような選手がいつまた現れるか分からないので、NBAのリングは独自のものになっているんでしょうね。

この記事を参考によりNBA観戦を楽しんでいただけると幸いです。



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